【怒られたくない担当者へ】会社の防犯カメラを激安で済ませる裏ワザ|買い切り・月額どっち?
「会社の防犯カメラ、設置しといて」
ある日突然、上司からそんな指示が飛んできて、ネットで調べてみたあなた。
目に飛び込んできた「数十万円」という見積もり例を見て、固まってしまいませんでしたか?
「え、こんなに高いの!?うちの会社、そんな予算絶対に通らないよ…」
「安いやつを選んで失敗したら、めちゃくちゃ怒られるんだろうな…」
「そもそも何を選べばいいのか、サッパリ分からない…」
すごく分かります。僕も全く同じでした。
数年前、僕も同じように会社の防犯カメラ担当になって、何も知らずに専門業者に見積もりを依頼したんです。そしたら、平気で「50万円です」なんて言われて、本気で目が飛び出るかと思いました。
会社の備品選びって、本当にプレッシャーですよね。「コストを抑えて良いものを導入できれば評価される」けど、「安物買いの銭失いで失敗したら自分の責任になる」。その気持ち、痛いほど分かります。
でも、安心してください。
実は、会社の防犯カメラは「あるコツ」を知っているだけで、驚くほど安く、かつ十分に目的を果たせるものを導入できるんです。
この記事では、かつての僕と同じように悩んでいるあなたが、胸を張って上司に「これで万全です!」と報告できるような、会社の防犯カメラを賢く、そして激安で済ませるための具体的な方法を、僕自身の経験談を交えながら徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたはもう高額な見積もりに怯える必要はありません。自信を持って、あなたの会社に最適な防犯カメラを選べるようになっていますよ。
なぜ会社の防犯カメラはこんなに高いの?初心者がハマる3つの罠
まず、そもそもなぜ法人向けの防犯カメラはこんなに高額なのでしょうか?それには大きく3つの理由があります。この「罠」を知っておかないと、業者の言われるがままに高額な契約を結んでしまうことになるかもしれません。
罠1:カメラ本体だけじゃない!「設置工事費」という名のブラックボックス
法人向けの防犯カメラ費用が高くなる最大の原因、それは「設置工事費」です。
- 配線工事: カメラと録画機、モニターを繋ぐための配線。壁に穴を開けたり、天井裏を通したりと、結構大掛かり。
- 高所作業費: 脚立では届かない高い場所への設置費用。
- 電源確保工事: 近くにコンセントがない場合に、新たに電源を引っ張ってくる工事。
これらの費用が積み重なり、カメラ本体よりも工事費の方が高くなるなんてこともザラなんです。特に屋外に設置する場合、防水処理なども必要になるため、費用はさらに跳ね上がります。
罠2:「法人向け」というだけで高くなる価格設定
「法人向け」と名のつくと、途端に価格が上がる製品って多いですよね。防犯カメラも例外ではありません。
確かに、法人向けモデルは24時間365日の連続稼働を前提とした高い耐久性や、高度なセキュリティ機能が搭載されています。でも、正直、中小企業のオフィスや店舗の防犯レベルであれば、そこまでオーバースペックな機能は必要ないケースも多いんです。
「安心のためには、やっぱりプロ仕様じゃないと…」という心理を巧みについて、高価なモデルを提案してくる業者も少なくないのが現実です。
罠3:月額料金がじわじわ効いてくる「リース契約」
「初期費用0円!」という甘い言葉で誘ってくるのが、リースやレンタルといった月額制のサービスです。
一見、お得に見えますが、これがなかなかのクセモノ。
月々の支払いは数千円でも、契約期間が5年〜7年と長期にわたるため、トータルで見ると買い切りよりもはるかに高額になっていることがほとんど。しかも、途中で解約できなかったり、解約時に高額な違約金が発生したり…。
まさに、気づかないうちにジワジワと会社の経費を圧迫していく、静かなる刺客なんです。
【結論】会社で防犯カメラを安く済ませるなら、この2択!

高額な見積もりのカラクリが分かったところで、いよいよ本題です。 IT初心者でも、上司に怒られずにコストを抑える方法は、実はとてもシンプル。
ズバリ、以下の2つのどちらかを選ぶのが正解です。
- 【超節約コース】家庭用のネットワークカメラを自分で設置する
- 【安心・納得コース】カメラ本体を自分で用意し、設置だけ業者に頼む
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 【超節約コース】家庭用のネットワークカメラを自分で設置する

「え、会社の防犯に家庭用なんて使って大丈夫なの?」
そう思いますよね。もちろん、何でもいいわけではありません。ですが、最近の家庭用ネットワークカメラは、一昔前の法人向けモデルを凌駕するほど高性能かつ高機能なんです。
実際に僕の会社でも、出入り口の確認や倉庫の監視用に、家庭用のカメラをいくつか導入しています。これが驚くほど使えるんですよ。
僕が実際に使って感動した!おすすめの格安カメラ
僕が個人的におすすめしたいのが、Amazonで数千円から買えるようなネットワークカメラです。
- SwitchBot (スイッチボット) シリーズ
- Google Nest Cam
- TP-Link Tapoシリーズ
これらのカメラの何がすごいって、安いだけじゃないんです。
- スマホで簡単設定: 説明書通りにやれば、ITが苦手な人でも15分もあれば設定完了。
- 高画質: 200万画素以上が当たり前。人の顔も車のナンバーもくっきり見えます。
- 動体検知&スマホ通知: 怪しい動きがあったら、すぐにスマホに知らせてくれる。
- 暗視機能: 夜間の真っ暗なオフィスでも、白黒映像でしっかり録画。
- 双方向通話: カメラ越しに音声のやり取りも可能。
これだけの機能がついて、1台1万円以下で買えるモデルがゴロゴロしてるんです。信じられますか?
【体験談】ソーラーパネル付きが神だった!
特に僕が感動したのは、ソーラーパネル付きの屋外用カメラです。 会社の倉庫裏に設置したかったんですが、電源がなくて困っていたんです。業者に見積もりを取ったら、電源工事だけで5万円以上かかると言われて…。
でも、ソーラーパネル付きのモデルなら、電源工事一切不要。 昼間の太陽光で充電してくれるので、配線を気にせず好きな場所に設置できました。これは本当に革命的でしたね。
家庭用カメラを会社で使う場合の注意点
ただし、家庭用カメラを使う際には、いくつか注意点があります。これを疎かにすると、「安物買いの銭失い」になりかねないので、必ずチェックしてください。
- セキュリティ設定は万全に: 初期パスワードのまま使わず、必ず複雑なものに変更しましょう。情報漏洩のリスクを避けるため、セキュリティに定評のあるメーカーを選ぶのが重要です。
- 録画方法を確認する: 多くの家庭用カメラは、本体のmicroSDカードか、メーカーが提供するクラウド上に録画します。
- microSDカード: コストは安いが、容量がいっぱいになると古いデータから上書きされる。また、カメラごと盗まれたら映像も失う。
- クラウド: 月額数百円〜千円程度の費用がかかるが、映像は安全に保管される。 重要な場所はクラウド録画がおすすめです。
- 従業員への説明を怠らない: 「従業員の監視が目的ではない」ことを明確に伝え、どこに、何の目的で設置するのかを事前に周知しましょう。プライバシーへの配慮は絶対に必要です。
2. 【安心・納得コース】カメラ本体を自分で用意し、設置だけ業者に頼む

「さすがに自分で設置するのは不安…」 「天井とか、高い場所に付けたいんだよな…」
そんな方におすすめなのが、この方法です。
カメラ本体は、先ほど紹介したような高性能な家庭用モデルや、ネットで安く売られている法人向けモデルを自分で購入します。そして、設置工事だけを専門の業者に依頼するんです。
「そんなことできるの?」と思われるかもしれませんが、全く問題ありません。むしろ、これが一番コストと安心感のバランスが取れた方法だと僕は思っています。
どこに頼めばいい?
設置工事だけを依頼する場合、防犯カメラ専門業者よりも**「電気工事業者」**に依頼するのがおすすめです。
- くらしのマーケット
- ミツモア
こういったサイトを使えば、お住まいの地域の電気工事業者さんを簡単に見つけ、料金を比較できます。工事費も明朗会計で、数万円程度で済むことがほとんどです。
この方法のメリットは、業者に高額なカメラを売りつけられる心配がないこと。自分で納得して選んだカメラを、プロに安全・確実に取り付けてもらえる。まさに良いとこ取りだと思いませんか?
結局、「買い切り」と「月額」どっちが会社にとって得なの?

これは多くの担当者さんが悩むポイントだと思います。 結論から言うと、中小企業であれば圧倒的に「買い切り」がおすすめです。
比較項目 | 買い切り (購入) | 月額 (リース・レンタル) |
初期費用 | 高い (数万〜数十万円) | ほぼ0円 |
月額費用 | なし (※クラウド録画除く) | 数千円〜数万円 |
総支払額 | 安く済む | 高額になりがち |
所有権 | 自社のものになる | レンタル・リース会社のもの |
契約期間 | なし | 5年〜7年の長期縛りが多い |
メリット | ・長期的に見れば断然お得<br>・資産として計上できる | ・導入時のハードルが低い<br>・保守サポートが含まれる場合も |
デメリット | ・初期投資が必要<br>・メンテナンスは自己責任 | ・総額が高くなる<br>・途中解約が難しい |
Google スプレッドシートにエクスポート
リース契約の月額料金には、機器の代金だけでなく、業者の利益や金利、保守費用などが上乗せされています。そのため、長期的に見ると、どうしても割高になってしまうのです。
今回ご紹介したような数万円で購入できるカメラを「買い切り」で導入し、数年で壊れたらまた新しいものに買い替える。この方が、トータルコストを圧倒的に抑えられますし、常に最新の性能のカメラを使うことができます。
これで完璧!上司を納得させるための報告ポイント
あなたが素晴らしいカメラを安く選べたとしても、最後の関門「上司への報告」が残っています。ここで失敗しないために、以下の3つのポイントを押さえて報告しましょう。
- 「相場より、これだけ安く抑えられました」と数字で示す 「一般的に法人向けカメラは工事費込みで数十万円かかるところ、今回の方法で〇〇円に抑えることができました」と、具体的な数字でアピールします。コスト削減への貢献度を明確に伝えましょう。
- 「安いですが、性能は十分です」と機能面を説明する 「画質は〇〇万画素あり、夜間でも鮮明に映ります。また、スマホでいつでも確認できるので、社長も出張先からチェックできますよ」など、安かろう悪かろうではないことを、具体的な機能とともに説明します。
- 「万が一の際のセキュリティやプライバシーにも配慮済みです」とリスク管理を伝える 「パスワードは複雑なものに変更し、従業員への事前説明も行いますので、セキュリティやプライバシーの面もご安心ください」と、リスク対策が万全であることを伝え、上司の不安を払拭します。
この3つを伝えれば、きっと上司も「お、こいつ分かってるな!よくやった!」と認めてくれるはずです。
まとめ:もう会社の防犯カメラ選びで消耗しない!
会社の防犯カメラ選びは、本当にプレッシャーのかかる仕事です。でも、正しい知識さえあれば、決して難しいものではありません。
高額な業者に頼るのではなく、自分で賢く選ぶ。
今回ご紹介したように、高性能な家庭用カメラをうまく活用すれば、会社の安全を守りつつ、経費を大幅に削減することが可能です。
「備品選びで失敗したくない」というあなたの不安が、「コストを削減して会社に貢献できた」という自信に変わることを、心から願っています。
あなたのその一歩が、会社の未来をより安全なものにするはずです。ぜひ、自信を持って取り組んでみてくださいね!
FAQ セクション(よくある質問)
Q1. 防犯カメラの映像は、どれくらいの期間保存すればいいですか?
A1. 保存期間に法的な定めはありませんが、一般的には1ヶ月〜3ヶ月程度保存する企業が多いようです。何か問題が発生した際に、遡って確認できる期間として1ヶ月以上あると安心でしょう。microSDカードの容量やクラウドのプランを選ぶ際の参考にしてください。
Q2. ダミーカメラって効果ありますか?
A2. 一定の侵入抑止効果は期待できます。しかし、プロの侵入者には簡単に見破られてしまうため、過信は禁物です。本物のカメラと組み合わせ、「見られているかもしれない」という心理的圧力を高める使い方が効果的です。
Q3. 自分で設置する場合、どんな工具が必要ですか?
A3. 基本的には、電動ドリルドライバー、脚立、配線を通すための通線ワイヤーなどがあれば設置可能です。壁の材質によっては特殊なアンカーが必要になる場合もあります。作業前には、設置場所の壁の構造などを確認しておきましょう。
Q4. 会社のWi-Fiに接続してもセキュリティは大丈夫ですか?
A4. はい、大丈夫です。ただし、カメラを接続するWi-Fiのパスワードは、推測されにくい複雑なものに設定しておくことが大前提です。可能であれば、従業員が使うネットワークとは別の、機器接続専用のネットワーク(ゲストWi-Fiなど)に接続すると、よりセキュリティを高めることができます。
Q5. 映像を社外からスマホで見るのは危険ではありませんか?
A5. 信頼できるメーカーの製品を選び、カメラのIDやパスワードを厳重に管理していれば、基本的に危険性は低いです。メーカー側で通信は暗号化されています。ただし、フリーWi-Fiなど安全性の低いネットワークからアクセスするのは避けるようにしましょう。
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