UGREEN DXP2800レビュー:法人NASのコスパ正解。Dockerでツールも動く

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「共有ファイルサーバーを増やしたいが、予算は抑えたい。でも性能には妥協したくない」 もしあなたがそう考えているなら、UGREEN NASync DXP2800は間違いなく「買い」です。

特に、単なるデータ保存だけでなく、社内用アプリケーション(タスク管理やチャットなど)を動かすサーバーとしても活用したい法人担当者にとって、これ以上のコストパフォーマンスを誇る機種は現時点で存在しません。

目次

結論:コスパお化け。中小オフィスの「マイクロサーバー」として即戦力

まず結論から言います。DXP2800は、従来の「データを入れておくだけの箱」ではありません。Intel N100プロセッサとDDR5メモリを搭載した「超小型の高性能サーバー」です。

  • おすすめな人: 従業員数3〜20名の部署・チーム、Dockerで社内ツールを運用したい担当者。
  • 見送るべき人: IT管理者が不在で、設定を1から10まで自動でやってほしい完全な初心者。

私が実際に導入して感じたのは、「入門機価格なのに、中身はハイエンド機並み」という驚きでした。なぜこのNASがビジネス現場で使えるのか、実体験に基づき解説します。


実機レビュー:法人利用で感じた3つの「現場メリット」

1. 2.5GbE転送がもたらす「待ち時間ゼロ」の快適さ

カタログスペック上の数字ではなく、体感速度の話をします。

従来の1GbE(ギガビット)接続のNASでは、数百MBの重いPDFや素材データを開く際に一瞬の「間」がありました。しかし、DXP2800の2.5GbEポートは世界が変わります。

PC内のローカルフォルダを開くのと同じ感覚で、サーバー上のファイルがサクサク開きます。

「安価だが2.5G転送もなかなか」という第一印象は、使い込むほど**「業務効率の改善」**という確信に変わりました。複数人が同時にアクセスしても速度低下を感じにくい帯域の太さは、チーム利用でこそ真価を発揮します。

2. Intel CPU + メモリの暴力で「アプリ」が軽快に動く

ここが他社のエントリーモデルと決定的に違う点です。

多くの安価なNASはスマホ向けのような非力なCPUを積んでいますが、DXP2800はIntel N100プロセッサを搭載しています。

管理画面の操作、写真のプレビュー生成、ファイル検索。すべてにおいて「引っかかり」がありません。

「アプリとか動かすのもパワフル」と実感したのは、同時に複数の処理をさせた時です。バックアップを取りながらファイルを検索しても、動作が重くならない。この基礎体力の高さは、業務を止めない信頼感に繋がります。

3. Dockerが使える=「社内システム」がこれ1台で完結

私が最も評価しているのがここです。

DXP2800はDocker(ドッカー)コンテナが動かせます。これは、NASの中に「別のアプリ」を自由にインストールできる機能です。

  • 社内Wiki(情報共有)
  • タスク管理ツール
  • 独自のチャットシステム

これらを月額制のクラウドサービスに頼ることなく、このNASの中だけで構築できます。「Dockerが使えるから社内アプリとしても使える」というのは、単なるオマケ機能ではなく、ランニングコストの削減に直結する強烈なメリットです。


正直なデメリット:購入前に知っておくべきこと

信頼性のために、あえて厳しい点も挙げます。

1. OSの成熟度は老舗に劣る

SynologyやQNAPといった老舗メーカーに比べ、UGREENのOS(UGOS Pro)はまだ発展途上です。基本的な機能は揃っていますが、細かい設定の「痒い所に手が届く」感は老舗に分があります。

2. 初期セットアップには多少の知識が必要

「Docker」や「社内アプリ」を活用する場合、ある程度のITリテラシーが求められます。「電源を入れたら全部自動」ではありません。しかし、それを乗り越えてでも導入する価値があるスペックです。


競合比較:NASync DH2300との違い

同じUGREENの安価なモデル「DH2300」と迷うかもしれませんが、ビジネス用途なら絶対にDXP2800です。

特徴DXP2800 (本機)DH2300決定的な違い
CPUIntel N100 (4コア)ARM Cortex-A55DXP2800はPC並みの処理能力。DH2300はスマホ並み。
メモリ8GB DDR5 (拡張可)4GB DDR4 (拡張不可)アプリを複数動かすなら8GB以上が必須。
拡張性M.2 SSDスロット x2なし高速化キャッシュやアプリ領域としてSSDが使えるか否か。
用途ファイル保存 + アプリ運用ファイル保存のみ「社内アプリ」を動かすならDXP2800一択。

価格差はありますが、DH2300はあくまで「スマホのバックアップ用」の域を出ません。法人で「共有サーバー」として使うなら、将来性も含めてDXP2800が正解です。


まとめ:迷ったらDXP2800を選ぶべき理由

UGREEN NASync DXP2800は、以下のような法人ニーズに対する最適解です。

  1. 速い: 2.5GbEで大容量ファイルもサクサク。
  2. 強い: Intel CPU搭載で、複数人アクセスでも重くならない。
  3. 賢い: Docker対応で、ファイル保存以外の「業務アプリ」も動かせる。

「NAS入門にはいい」と言われますが、その実力は入門機を遥かに超えています。

今の予算で、未来の業務効率まで買いたいのであれば、迷わずDXP2800を選んでください。あなたのオフィスのデスクに置かれたその日から、データ共有のストレスは過去のものになります。

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